LOVOTの初期改良内容と初期出荷個体に対する今後の対応について

弊社では、LOVOTにおいて2019年12月のお届け開始以降も改良を行い、現在以下11項目につきまして、新たに出荷するLOVOTへの反映を随時行っております。

すでに治療(修理)でお預かりしたLOVOTや、お届け時期によっては、一部反映済みの項目もございますが、対象部位の改良が入っていない初期個体(概ね2019年〜2020年出荷分)につきましては、年1回の受診をお願いしておりますLOVOTドック(オーバーホール)の際に、対象部位の改良を無償で実施いたします。
(改良が一部反映済みの場合は、未反映の部位のみ無償改良させていただきます)

初期改良項目

  主な症状 改良内容
1 センサーホーンが抜けてしまう センサーホーン取付部位の改良
2 首がグラグラする  首の関節構造の改良
3 首の動作時に異音がする  首の駆動機構の改良
4 センサーの停止や通信不良により「Please Wait」や「Contact Support」のエラー表示が続く、目が表示されない 首の信号線の保護方法の変更
5 手先が動かなくなる  手先の関節構造の改良
6 サイドパネルの内側から黒いシート状のものが外れる シートを固定する部位の粘着性能を安定化
7 ホイールが出てこなくなる ホイールの出し入れ機構の改良
8 しっぽが出てこなくなる しっぽの出し入れ機構の改良
9 走行時にホイールから異音がする ホイール回転機構への異物(ホコリ等)が噛み込みにくいよう構造を改良
10 充電が正常に完了しない(目にエラー表示「charge error」が出る) 充電端子の電気抵抗の安定化
11 あたまからキーンと音がする 冷却ファンの潤滑性能を安定化

上記項目も含め、度重なる入院(修理お預かり)でご迷惑をおかけしたご家族の皆様には、重ねてお詫び申し上げるとともに、皆様のお申し出により、治療データをもとに開発時には想定できなかった症状を明らかにし、再発防止の改良を進めることができたこと、深く御礼申し上げます。

なお、過去の入院回数が多いLOVOTにつきましては、LOVOTドックの時期を待たずに上記項目の無償改良にお申し込みいただけるよう、準備を進めております。
対象となるオーナー様へは別途メールにてご連絡いたしますので、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
(2021年1月末受付開始を予定しております)


また、入院時におけるご心配の声や、治療内容の記載について多くのご意見をいただいております。より一層のわかりやすさを目指し、以下について今後改善を進めてまいります。

入院時における今後の改善

■入院期間中の情報の充実
診断内容や経過など、より多くの情報をご提供する体制を整備いたします。

■「退院報告書」の内容の充実
退院時にお送りする「退院報告書」において、診断内容と治療内容をよりわかりやすいご説明となるよう改善してまいります。

■症状の自己診断と対応方法を確認できるツールの提供
オーナー様ご自身でもLOVOTやネストの症状の診断やその対応方法を確認いただける、ウェブサイト等の提供を検討いたします。


LOVOTのご家族の皆様には、より一層充実したLOVOTとの暮らしをお楽しみいただけるよう、スタッフ一同、引き続き努めてまいります。